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標本を作ろう

展翅の道具がそろい、蝶の準備が出来たら展翅を始めましょう。蝶が硬くなって、軟化しなければならない方はこちらへ・・・。


蝶に針を刺す

 

まず、蝶の胸部の真ん中に虫ピンを「直角」に刺します。「直角」にしなければならないのは、これがズレると、展翅に大きな影響を与えるからです(羽を広げるときに、無理な角度になり根元から折れてしまう)。出来るだけ正確に、前と横から注意しながら刺しましょう。刺し損なったときは、抜いて刺し直せばいいのですが、あまり何回も刺し直すと蝶が傷つくので気をつけましょう。

蝶を展翅板の中央に刺す

これも、展翅板に対して直角にさして調整しましょう。針を展翅板に刺した後は、蝶の高さを展翅板に合わせて上下に調整します。高さを調整するときは、羽を触らず、ピンセットなどで胸部を動かしましょう。

展翅テープで羽を押さえる

蝶の羽を広げて、展翅テープ(パラフィン紙や透明フィルムなど)で押さえ、まち針で仮留めしておきます。このとき、展翅テープは、展翅板ときちんと平行になるように注意しましょう(写真は透明フィルムを利用しています)。展翅テープが斜めになった場合、最後の方に展翅する蝶にテープが被さったり、羽を押さえきれないほど外にはみ出てしまったりします。

蝶の羽を整える

 
まずは、前羽から。右利きの場合は、左羽から始めるとやりやすい。
 
前翅をそろえたら、後翅へ。常に全体のバランスを見て、調整しながら進める。
 
後翅を両方そろえたら、もう一度全体のバランスを見て調整する。
 
触角をそろえて、完成。

右利きの人は左側から、左利きの人は右側から蝶の羽の調整をしましょう。個人的経験から言わせていただければ、まず、前翅を両側調整し、そのあと後翅を調整すると、展翅しやすいです。後翅の上げ具合は個人によって、好みが違いますので、図鑑などを見て参考にしながら、調整しましょう。(左前翅・左後翅・右前翅・右後翅の順でも、やりやすいのがベストです。常に全体のバランスをを調整しながら、展翅しましょう。)

ここで気を付けるべき点は、後翅が下がったままの状態で前翅を上げすぎないことです。蝶の羽は、前翅が後翅の上に重なるようになっていますが、前翅を上げすぎると、後翅が、前翅の上に出てしまうことがあります。この様なときは、そのまま無理に直そうとしないで、一度蝶を展翅板からはずしてから後翅を元に戻して、最初からやり直しましょう。

羽を動かす時は、翅脈針、またはまち針で動かします。前翅中室の上部の太い脈に針を引っかけ、羽を引っ張り上げます。下の図は、簡単な説明です。緑の点は、仮止め、赤の点は本止めです。留め針は沢山使うのがきれいな標本を作るこつです。

1. まず、翅を開けて仮止めしておく。 2. 右利きの人は左、左利きの人は右側の前翅から整えます。 3. 反対側の前翅を整えます。前翅の下縁がまっすぐになる様にします。

4. 後翅を整えます。 5. 反対側の後翅を整える。 6. 触角をそろえて、出来上がり。

ここまで出来たら次のページに行きましょう!



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