■ミイロタテハ属(Agrias Doubleday, 1844)
ミイロタテハ属の蝶はコレクションでは有名な部類に入り、その美しさと珍しさからかなり高い価格で取り引きされています。個体変異が多く、色々な型や亜種が発表されており、現在でも分類はまだ混乱状態にあるといえます。もっともシンプルな分類はミイロタテハを4種(Agrias amydon, A. beata, A. sardanapalus, A. aedon)にまとめたものです。このホームページでは反町氏の「アグリアス図鑑」に従い9種類(A. claudina, A. claudianus, A. narcissus, A. aedon, A. amydon, A. phalcidon, A.excelsior, A. hewitsonia, A. beata)で紹介します。
飛翔スピードは非常に速く、採集されるのはバナナ・トラップによることが多いのですが、その生態は殆ど明らかにされていません。これは、食草が麻薬で有名なコカ科の植物を食することも一つの原因であり、飼育することが困難なことがあげられます。
ブラジルでは、林の所有者が畑にしようと思ったところ、このミイロタテハが生息していたために、伐採をやめたという話があります。これは、蝶を採集して売った方がお金が入るからで、蝶と採集人の不思議な関係があります。
ミイロタテハのコレクションではフランスのフルニエ・コレクションが有名です。




【アミドンミイロタテハ】Agrias amydon amydon ♂(表・裏)
ペルー 前翅長 37mm


【アミドンミイロタテハ】Agrias amydon tryphon ♂(表・裏)
ペルー 前翅長 34mm
【アミドンミイロタテハ】Agrias amydon boliviensis ♂(表・裏)
ボリビア 前翅長 40mm
【アミドンミイロタテハ】Agrias amydon zenogrates ♂(表・裏)
ペルー 前翅長 41mm








