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ジャコウアゲハ族(Troidini)のページ

■世界最大の蝶を含むジャコウアゲハ族は世界でも有名です。



▲ヘレナキシタアゲハ(インドネシア共和国、ジャワ島)

ジャコウアゲハ族には、以下の属が含まれますが、学者によってはあるグループを、新たな属に分けたりまとめたりしていて、7~12属と未だに不安定な分類となっています。ジャコウアゲハ族は、ウマノスズクサ類を食草とし、主に世界の熱帯地区で発展していますが、不思議にマダガスカル島を除くエチオピア区には、食草があるのにも関わらず生息していません(マダガスカル島にも1種のみ)。世界には約130種類いるとされています。

東南アジア地区で発展しているキシタアゲハ属・アカエリトリバネアゲハ属・トリバネアゲハ属は有名でこの3属を「トリバネアゲハ」を称して収集家の間でも絶大な人気を誇っています。この中には、世界最大の蝶と言われるアレキサンドラトリバネアゲハが含まれ、そのほかの種についても他のグループでも例を見ない大型の蝶のグループです。

一方、新熱帯地区に生息しているアオジャコウアゲハ属・マエモンジャコウアゲハ属は、東南アジア地区のジャコウアゲハ族に比べると、中型で色彩も控えめとなります。

日本で生息が確認されているジャコウアゲハ族は、ジャコウアゲハとベニモンアゲハ(南方から来る迷蝶を除く)です。

 
▲(左)日本のジャコウアゲハ。捕まえると、腹部をまげて先端を開きます。(右)インドネシアのヘレナキシタアゲハ。捕まえると同じ反応をします。



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Vane-Wright, R.I. & R. de Jong, 2003. The butterflies of Sulawesi: annotated checklist for a critical island fauna. Zool. Verh. 343

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